環境によって変形する木の性質を見越しつつ、ピタっとはめ込む心地よさを目指して、ジーノは0.1mm単位で設計されています。木工の常識では理不尽とも言える設計に唯一応えてくださったのが、奈良の桶づくりの技を受け継ぐ「ダイワ産業」のみなさん。職人技だけに頼らず積極的にオリジナルの木工機械を開発し、仕入れた木材も再度乾燥させる手間をかけるなど、さまざまな工夫やチャレンジで精緻な製品を生み出しつづけている会社です。ピース同士を組み合わせるための隙間を極限まで小さく設計しているので、湿度などで木がわずかに変形するとピースがはめ込みにくくなる場合がありますが、それも精緻な設計と精緻な製造の証としてご理解ください。